なすぴという惑星

でっかい愛とか希望探してる

あの日の二宮くんに想いを馳せる。

以前「翔くんが泣いた。」というタイトルのブログを書いた。活動休止前ラストライブについて書いたものである。一生忘れられない翔くんの涙。あれと同じくらい印象的だったのが、二宮くんの挨拶だった。

 

最後にファンの前だけで漏らした本音。

「まだまだつっこみたかったし、もっともっといじりたかった。」

 

テレビでも雑誌でも活動休止について語らない、と明言していた二宮くん。二宮くんだったらバラエティ的に話したほうがその場が円滑に回ることもわかっているはずなのに、頑なに語らなかった。

ファンさえもちょっと心配になるくらい嵐が大好きな二宮くん。「僕が発した言葉は全部4人に向けて、4人が生んでくれた」なんて言っちゃう二宮くん。本当は語らないのではなく語れなかったのかもしれない。そんな二宮くんが教えてくれた素直な気持ち。優しい顔で寂しそうな顔で、これまで嵐として5人で過ごしてきた時間を愛しむような姿が忘れられない。

そして、「嵐を続けたい、5人でいたい」ではなくてこの言葉が出てくるのがどこまでも二宮くんらしいなと思った。

ちゃんと本音を漏らしてくれる強さ逞しさ、それでも最後まで「嵐を続けたい」と直接的には言わないのが二宮くんの優しさと覚悟なんだと思った。もしかしたら"嵐"を取り上げられることより"5人でいること"を取り上げられることの方が嫌だったからこの表現になったのかもしれないけれど。

 

私が見ていた二宮くんは、年末に向けてどんどん儚さを増していったように感じた。このまま消えちゃうんじゃないかって思うくらい透明に近づいていくように見えた。

2023年現在、最近の二宮くんはちゃんと色があって存在感抜群に戻っている。

二宮くんは向かう所敵なしの無敵人間だけど、唯一嵐にだけ弱いのかもしれない。

 

こんなことつらつらと書いたけれど、本当の気持ちは二宮くんにしかわからないし私は一生知らなくていい。ただ、あの日感じたことだけをずっと抱きしめていればいい。でもやっぱり、書いておきたかった。こっそりここだけに置いておく。